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Antigen Processing and Presentation Workshop 2024

更新日:6月28日




2024年5月27日-5月30日までオーストラリアのケアンズで開催されたAPPW

2024にinvited speakerで口演した当研究室の本園千尋准教授と当研究室で研究をされている後藤由比古さん(D4 呼吸器内科)に参加後の感想を聞きました。


本園千尋准教授

Q:Antigen Processing and Presentation Workshop 2024でゲストスピーカーとして参加されて、海外でご自身の研究を発表する事の意義をお聞かせください。

今回、抗原提示ならびにT細胞の抗原認識に特化した研究領域においてinvited speakerとして招聘して頂き、我々の研究が世界でも認知されているということに大変光栄に思いました。また、研究発表を通じて、自分の研究における強みやこれからの研究の方向性についてアピール出来たことで、新たな国際共同研究に発展させることが出来たことが大きな成果だと思います。このように、国際学会で研究発表する意義は、自分と近い研究領域の研究者に自分の研究を直接知ってもらえること、さらにそれを通じて、一緒にさらに良い研究に発展する機会を得ることだと思います。


Antigen Processing and Presentation Workshop 2024にて

本園千尋准教授





Q: 本園先生の今後の国際共同研究について取組みをお聞かせ下さい

現在、La Trobe大学(オーストラリア)のProf. Stephanie GrasとT細胞の抗原認識機構に関する共同研究を進めています。またCardiff大学(英国)のProf. Andrew. K. SewellとT細胞の交差反応生解析に関する共同研究を続けています。またHIV感染症に関する研究については、ムヒンビリ大学(タンザニア)のDr. Tosi Mwakyandileと連携して自然免疫型T細胞応答に関する研究を進めていく予定です。今後、研究者だけでなく、大学院生の交流(ラボを訪問して実験を行うなど)を通じて、さらにお互いの研究を発展させて行きたいと考えています。

Q:ご指導されている学生が海外で研究発表する事に期待される事は何ですか?

同じ研究領域の最先端の研究に肌で触れ、それらに取り組んでいる研究者ならびに同世代の大学院生との交流をすることで、今後の目標設定(どのようなことに取り組んでいくのか)ならびに目指す将来像(どういう研究者になりたいか)について考えるきっかけにして欲しいと思います。

本園先生、貴重なご意見をありがとうございました!


後藤由比古さん(D4 呼吸器内科)

Q:Antigen Processing and Presentation Workshop 2024に参加し、海外でご自分の研究を発表する事が決まった時のお気持ちを聞かせて下さい。

初めての国際学会での発表に際して好奇心と不安がありました。

Q:海外で発表するにあたり、準備した事、また準備する上で大変だったことをお聞かせ下さい。

新型コロナウイルス感染症の流行でしばらく海外渡航をしていなかったためパスポートの再申請から行いました。また約2週間の滞在のため旅行の準備が大変でした。

Q:発表を終えた後のお気持ち、会場の反応をお聞かせ下さい。

発表を無事に終えて本当によかったと思います。海外の研究者からコメントや今後の研究計画への提案をして頂きました。

Q:今回の出張で得たこと(海外での発表、海外の研究者との共同研究)を踏まえての今後のご自身の研究の展開をお知らせ下さい。

世界中の研究者や大学院生が精力的に活動しているのを見て大変有意義な経験をさせて頂いたと感じております。上野先生や本園先生をはじめ研究室の方に感謝申し上げます。

後藤さん、貴重なご意見ありがとうございました。



右:本園千尋准教授

中:Prof. Stephanie Gras

左:後藤由比古さん









La Trobe大学 

Prof. Stephanie Grasの研究室にて

後藤由比古さん(博士課程4年)

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